手・足に膿庖や水疱
(口腔内の金属でアレルギー反応)
私は手や足のひらや指の先に、赤い小さなものが皮膚の下の方にできる。
膿状になったところもあり、白くなってボロボロとむける。
かゆみや痛みもありません。
皮膚科で軟膏を貰って、塗っていますが一向に完治しません。
2004年11月10日付(産経新聞)の 「体の悩み 聞いて効く」に記載されていたので、
歯科医の先生にその話し、足を見せたところ
「金属アレルギーで掌蹠膿庖(ショウセキノウホウ)の可能性がありますね」 と話を聞きました。
人によっては、金属物を身体につけることによりアレルギー症状があらわれることがあり、アレルギー症状の一つとして
手のひら、足の裏などに水疱や膿庖ができる病気で見た目は水虫とよく似たものが出来ることがあるそうです。
原因は、この病巣を形成している血液細胞(特にリンパ球)が手のひら・足の裏に好んで浸潤してゆき、
その後、好中球が表皮内に入り込むため、結果として手足に水疱や膿を持ったように見える。
しかし、局所に細菌感染があるわけではなく、病巣の多くは、扁桃線や歯科疾患ですが、胆嚢炎などでもおこります。
次の診察で問題がなければ、歯科での金属アレルギー検診をすると良い。
1.皮膚科(細菌感染・水虫)
2.耳鼻科(扁桃腺)
3.内科(胆嚢炎)
歯科医で金属アレルギーの診断には、Oリングテスト(前記)をして判断する。
歯の金属が合わない場合は、詰め替える必要があり費用がかかります。
産経新聞の「体の悩み 聞いて効く」に記載内容を部分使用しています。
(近畿大学医学部奈良病院皮膚科助教授 山田秀和先生記)
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