仏前で勤行で読経する場合は、いきなり本論の「般若心経」を唱えるのでなく、
お経を唱える最初に、仏教を信じる者としての三つの条件の「三帰礼」もしくは「三帰」を唱え、
それから真理のお経を唱えるに当たっての心構えを表明する「開経偈」を唱える慣わしになっている。
そして「般若心経」を唱えた後も尊いお経を唱えた功徳が、全ての人々に及ぶ事を願って「回向文」を唱え、
最後に、全ての人々の悟りが完成することを願って「四弘誓願」を唱えて終えるようにすると、
続経全体が引き締まったものとなる。
以上は、一般的な例であって、宗派によって勤行の時の続経の内容が違ってくる。
|
0.「合唱礼拝」 仏さまを恭しく拝礼する気持ちで手を合わせる。 |
1.「三帰礼」 仏、法、僧に帰依する事でやすらかな心を得られますように。 |
2.「開経偈」 これから読み、学び、その教えが理解するように。 |
3.「般若心経」 |
4.「回向文」 功徳が、全ての人々におよびますことを願う。 |
5.「四弘誓願」 全ての人々の悟りが完成することを誓う。
|