観音様
西国三十三ヶ所

仏像の種類

観音様


西国の他に板東・秩父の
観音霊場が有名です。
     
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仏 像 の 種 類
仏像の種類
如   来
菩   薩
明   王
  天 ”
羅   漢
十 三 仏
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☆仏像の種類と観音様について
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仏 像 の 種 類 仏像種類の
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仏像とは、元々、仏陀すなわち真理を悟って仏(如来)となった人の像です。 仏像を大別すると5種類(如来、菩薩、明王、天、羅漢)に分かれます。

如 来(仏)
「正しく悟りを開いた人」(覚者)の事で、仏・仏陀と同じです。
会社でいえば「重役」に当たります。

菩 薩
梵語の菩提薩睡(ぼだいさつた)の略で、悟りを求めて修行する者という意味です。 反面衆生の済度に努められます。
会社の地位でいえば「部長」に当たります。

明 王
菩薩のやさしい慈悲に対し甘えるだけで救われない衆生を威武をもって正しい行いに導く役目で 恐ろしい忿怒の姿をしています。
「全ての人々を教化し救済せよ」という如来の命令を受けた尊格で密教独特の仏である。
会社の厳しい「課長」といったところです。

天上界に住む守護神で、諸神を天に呼びます。諸天は仏の守護神からやがて人々に 現世利益をもたらす仏像です。
会社の地位でいえば、明王に次ぐので「係長」に当たります。

羅 漢
完全に悟りをきわめる修行者。
会社で担当者のまとめ役として努力している「係長補佐」です。














如 来 の 種 類 仏像種類の
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如来とは、【正しく悟りを開いた人】という意味で、仏・仏陀と同意語です。
如来さまは、数多くいらっしゃいますが、本当の意味での仏は、歴史上実在したお方は、お釈迦さまだけです。
ただし、このことは、他の如来さまが仏ではないという意味ではありません。


 如 来 (仏)
    如 来 名 ( 真 言 )
  • 釈迦如来(ナウマクサマンダ ボダナン バク)
    釈迦如来は、苦行の末に悟りを開いて、人間から仏になったお釈迦様のことをいう。
  • 大日如来(胎蔵界・オン アビラウンケン、金剛界・オン バザラ ダトバン)
    大日如来は、お釈迦様がまだ王子だったころの姿をしている。
  • 阿弥陀如来(オン アミリタテイセイ カラ ウン)
    阿弥陀如来は、寿命が無限であることから無量寿如来ともいわれ、インドの国王がモデルという。
  • 薬師如来(オン コロコロ センダリ マトウギ ソワカ)
    薬師如来は、病気平癒などの現実的な願い事をかなえてくれるという。   
  • 五智如来
    {中央:大日如来 東:阿閃如来 西:阿弥陀如来 南:宝生如来 北:不空成就如来}= 金剛界の五智如来という。 密教の金剛界曼荼羅に登場する仏で大日如来のそなえる五つの智慧を五つの如来にあてはめたもの。
  • 毘廬遮那如来
    毘廬遮那如来は、「華厳経」に登場する。
    {「華厳経」に登場し、宇宙の真理を人格化した仏}
  • 阿閃(あしゅく)如来(オン アキシュビヤ ウン)
    鏡のように全てを映し出すという意味で「大円鏡智」と呼ばれる智を表します。
    病気を治します。薬師如来が密教にないのは、この阿閃如来と同等と考えられたためです。












菩 薩 の 種 類 仏像種類の
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菩薩(真言:オン・アロキャ・ソワカ)とは、悟りを求めて修行する者を意味する。
すなわち如来(仏・仏陀)に達する前段階にある者のことで、お釈迦さまも菩薩の時がありました。 菩薩さまの他に、観音さまも菩薩さまなのです。 なお菩薩さまが冠や首飾りなどで着飾っているのは、出家前はインドの貴族であった、 お釈迦さまの姿を基本にしているためです。
 
 菩 薩 名 ( 功徳の得られること ) 御守本尊 
 虚空蔵菩薩(見聞きしたことを忘れない智慧(自然智)を授かる){丑・寅}2 
 文殊菩薩 (三人寄れば文殊の智慧で知られる、無辺の智慧を授かる){卯}3釈迦如来の脇侍
 普賢菩薩 (諸菩薩の上位で仏の理性を示す”行願”を授かる){辰・巳}4釈迦如来の脇侍
 弥勒菩薩 (お釈迦様の代わりを勤めて一生補処の未来・当来仏を授かる)  
 観音菩薩 (様々な姿で衆生一切の苦しみから慈悲をもって救う){子}1阿弥陀如来の脇侍
 勢至菩薩(人々に光明を照らす事により苦悩救済につとめて救う){午}5阿弥陀如来の脇侍
 地蔵菩薩 (無仏の時代に人々を救うためにこの世に現れた   )  
 般若菩薩 (般若菩薩の智慧の力によって悟りを開く事ができる )  
 その他の菩薩   
 大日如来 (宇宙の根本である生成消滅を司り、繁栄と幸せを授かる){未・申}6 
 不動明王 (剣と火焔で悪魔煩悩を断ち、人々に幸せを授かる){酉}7 
 阿弥陀如来(大慈悲の徳で深い悟りと末永い平安を授かる){戌・亥}8 















明 王 の 種 類 仏像種類の
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忿怒の形相をした明王は、「全ての人々を教化し救済せよ」というお釈迦さまの
命令を受けた尊格で、密教独特の仏です。
一般に不動明王がよく知られていますが、炎を背にし、手に剣を持ち、すさまじい形相をしている理由は、 世の人々を威嚇し、屈服させ、力ずくで菩提心を起こさせて悟りへと導くことを使命とするためです。


    明王
    • 不動明王
    • 降三世明王
    • 軍茶利明王
    • 大威徳明王
    • 金剛夜叉明王
    • 愛染明王
    • 孔雀明王
    • 六字明王
    • その他の明王


















  天  の 種 類 仏像種類の
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天とは、仏教の神さまより古くからいるといわれ、天上界に住んで、仏法を守護する神々をいいます。  天はまた性別不明の菩薩さまや如来さまと違って、天の神々は男神と女神の区別が はっきりしていることが大きな特徴のひとつです。


    十二天
        護世の天部十二尊で一切の天竜・鬼神・星宿冥官を総摂、八方上下昼夜に配して
        仏法の守護に当たり、その供養によって国土安泰が成就されるという。
    • 日天、月天
    • 梵天
    • 帝釈天(帝釈天は、バラモン教・ヒンドゥー教の神インドラの漢訳名。仏教に取り入れられ、梵天と並んで仏教の二大護法神となった。四天王などを配下とし、須弥山の頂上に住んでいることになっている。)
    • 閻魔天
    • 火天、地天、水天、風天
    • 多聞天
    • 羅刹天
    • 伊舎那天
    その他の天
    • 四天王(東方:持国天、南方:増長天、西方:広目天、北方:多聞天)
    • 歓喜天
    • 毘沙門天(多聞天とも呼ぶ。)
    • 大黒天
    • その他の天












 羅 漢 の 種 類 仏像種類の
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羅漢とは、阿羅漢の略で、すべての悩みや迷いを断ち切って、悟りを得た修行者で羅漢さんと呼ばれ親しまれています。



    羅漢
    • 五百羅漢というように、修行者の色々の姿や表情をしている羅漢さんが多い。
    • 小乗仏教では、修行者の最高位といわれています。







































十 三 仏 の 種 類 仏像種類の
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十三仏さまは、この世に生きる私達のお守り本尊であると同時に
来世の、つまり先祖供養の仏さまであります。


    十三仏さま
      異なった徳(役割や特性)を持ち、その働きを持って私たちの一切衆生を救済されます。
      そして、私たちの心が救われ、すべての世が浄土となることを願い、精進されているのです。
 十三仏さま ( 供 養 の 説 明 ) 供養の日 
 不動明王  死者の未練を悪障を焼尽し、心願成就へ向かわせる 初七日 
 釈迦如来  無常の理を説き、不安を除く。道理を示し、不安を除く。 二七日 
 文殊菩薩  釈迦の説法を生かす知恵を説く。いのちを生かす説法を授ける 三七日 
 普賢菩薩  文殊の智慧を生かす行を説く。いのちを生かす活動を助ける。 四七日 
 地蔵菩薩  閻魔大王の裁きの時。亡者を救済する。 五七日 
 弥勒菩薩  第二の釈迦として説法を引き継ぐ。心を落ち着かせ、正しい判断を助ける。 六七日 
 薬師如来  満中陰。新たな身を授ける。身体の健康を守る。 七七日 
 観世音菩薩 亡者を蓮の台にすくい上げる。優しさを授け、慈悲の活動を助ける。 百ヶ日 
 勢至菩薩  亡者を先導する。仏の知恵を授ける。 一周忌 
 阿弥陀如来 亡者を教化する。安らぎの世界(浄土)を示し、安らかな暮らしを導く。 三回忌 
 阿閃如来  新たな命に向け、堅固な意志(金剛)を授ける。迷いにうち勝つ強い心を授ける。 七回忌 
 大日如来  宇宙の根本教主として、一切の衆生を見守る。 十三回忌
 虚空蔵菩薩 安らぎを与え、「菩薩」として生かしめる。大空の心を授け、理想の姿を示す。 三十三回忌

七日毎に仏さまが順次入れ代わり、一人前の仏となれるように必要なことを教えて下さり
これと平行して閻魔大王が長として、極楽行か地獄行かの判定儀式も七日毎に開かれます。