観音様 西国三十三ヶ所

お釈迦さま

教 え


     
西国 33 ヶ所
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お釈迦さまの教えは、幸福学なのです。

☆お釈迦さまの教えについて
ご意見がありましたらメールを下さい。      
 (追加・修正を致します。)
西遊記の三蔵法師様
☆‥‥ よくいらしゃいました。 ‥‥☆  












読 経 と お 経 お釈迦様の教えの
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お釈迦さまの教えは、読経とお経により伝えられた。

  1. 読 経
    お釈迦さまの敬虔なる教えは、口伝によって伝えるのが正しいと考えられていました。 口伝によってお釈迦さまの教えを後継者に伝え、それを人々に広めるには、暗唱し、読経したのです。 それがお経の始まりと考えられています。

  2. お経の統一
    お釈迦さまの入滅された紀元前486年の夏の頃、お釈迦さまの十大弟子を中心に 数多くの高僧が北インドの王舎城(ラージャガハ)郊外の七葉窟に集まり、弟子達が記憶している お釈迦さまの教えの内容の食い違いがないかの確認をした。

  3. 仏教教典
    現在残されている最古のお経はパーリー語で、それをお経として広く用いられている。 教典書写は梵語(サンスクリット語)が用いられている。





















釈迦の十大弟子 お釈迦様の教えの
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お釈迦さまの数多くの弟子達の中心となって、仏教の教団を率いた、弟子たちのことを『十大弟子』と呼んでいる。

  1. 十大弟子

    お釈迦さまからどのように学び、悟りを得たかを、後世に残した。
  1.智慧第一 [舎利弗・舎利子] (シャーリプトラ)
  2.神通第一 [目 連・目健連] (マウドガリヤーヤナ)
  3.頭陀行第一[摩訶迦葉・大迦葉](マハーカッサパ)
  4.天眼第一 [阿那律]  (アニルッダ)
  5.解空第一 [須菩提]  (スプーティ)
  6.説法第一 [富楼那] (プールナ)
  7.広説第一 [迦旃延] (カーティヤーヤナ)
  8.持律第一 [優婆離・優波離] (ウパーリ)
  9.密行第一 [羅喉羅]  (ラーフラ)
 10.多聞第一 [阿難陀・阿難] (アーナンダ)


















根 本 の 教 理 お釈迦様の教えの
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お釈迦さまの教えの根本を、知っていれば、教えといっても難しくはありません。
苦の原因と解決法を、誰にでもわかる言葉で説く『幸福学』なのです。

此岸(迷いの世界。この世)から
彼岸
(悟りの境地。いろいろの欲を、すてて悟りにゆきつくこと)へ渡ることなのです。

目標は即ち、仏になること(上求菩提)と人々の幸せのために法を伝えること(下化衆生)。
この目標を達成することは、『此岸』から『彼岸』へ渡ることを意味します。

  1. 三 法 印 … 根本の教理。
    お釈迦さまは、この目標を達成するためには、この世の現実を的確に把握することが
    重要であると述べています。

    • 【諸行無常】 … あらゆるものは移り変わる。
    • 【諸法無我】 … あらゆるものは実体がない。
    • 【涅槃寂静】 … 心のやすらぎこそ真の幸せである。

    ありのままの姿を、ありのままに見ることができ、智慧が備わり、迷いや悩みがなくなるのである。

    この三つを三法印といい、ものごとはすべて原因があって結果がある(縁起)と説かれています。
    つまり、苦の根本的な原因がなくなれば、苦悩もなくなると云うことです。

お彼岸とは、春分・秋分の日を中心とする前後3日間をお彼岸と呼んで ”仏様を中心とした感謝と祈りのある生活”を教えてくれている私達日本人の心です。
私達が目にする事が出来ない大きな力を持った「何か」を仏様という。
自分・父母・子供・孫達のいのちを通じて、大きな”仏様のいのち”に目ざめるのです。









教 え の 根 本 お釈迦様の教えの
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お釈迦さまは、苦について四つの苦の真理(四諦)と八つの方法(八正道)という
言葉で解説されています。

  1. 四 諦 … 四つの真理の意味。
    • 苦諦(くたい )… 苦の真理。人生は本質的に苦である。
    • 集諦(じつたい)… 苦の原因の真理。人生は苦であることの原因を明らかにしている。
    • 滅諦(めつたい)… 原因の消滅の真理。苦の原因である煩悩の消滅が苦の消滅となる。
    • 道諦(どうたい)… 苦を取り除く方法の真理。それには八つの方法(八正道)がある

  2. 八 正 道 … 苦を取り除くための八つの正しい方法(道)がある。
    • 正見  …正しくものごとを見ること。
    • 正思唯…正しくものごとの道理を考えること。
    • 正語  …真実の正しい言葉を話すこと。
    • 正業  …正しい行いをすること。
    • 正命  …正しい生活を送ること。
    • 正精進…正しく目的に向かって努力を重ねること。
    • 正念  …正しい自覚をもつこと。
    • 正定  …正しく精神を集中し、安定させること。

幸せを得るためには 『まず』 お仏壇に
お仏飯をお供えし、お花の水を換える。おりんを鳴らす生活からです。














三 密 加 持 お釈迦様の教えの
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私たちの行いや生活は、身体・言葉・心の三つの働きで成り立っていると考えなければならない。
修行者は、三密行を積むことによって宇宙と一体になることができると考えている。

  1. 体 大(六 大)
    • 地(固体)・水(液体)・火(炎上)・風(気体)・空(空間)の五大と
      精神的要素の・識(認識)で6大である。
      (この宇宙の全てのものは、
      個体が液体となりそれが燃え上がり気体となり空間に充満する、その各々と循環を心で認識する)

  2. 相 大(四 曼)
    • 大曼荼羅・三摩耶曼荼羅・法曼荼羅・羯磨曼荼羅
      密教の宇宙観を図にした四曼である。

  3. 用 大(三 密)
    • この三つの働きはそれぞれ

      ・身 業 (身体)
      ・口 業 (言葉)
      ・意 業 (心)

      あわせて三業といい、煩悩のもととみなされていた。
      しかし密教では身密・語密・意密と価値転換し、三密と呼ぶ。これが体・相・用のなかの『用』である。

  4. 三密(修)行
    • 三密は、真言密教の修行にとって重要な考え方で

      手に印契を結ぶ身密、
      口に真言をとなえる語密、
      心に本尊を念ずる意密

      の三つを「三密行」又は三密加持という。















六 波 羅 密 お釈迦様の教えの
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お釈迦さまが在家に対して「実際に彼岸に渡らなくても、 彼岸から此岸を見ることができる智慧を身につければよい」と説いていて、 その実践方法が「六波羅密」である。

六波羅密とは、次の六つである。
布施波羅密布施をすること。
持戒波羅密戒律をもって生活すること。
在家の人が守るべき持戒は、「殺生しない」「盗みをしない」「邪婬におぼれない」「嘘をつかない」「酒をのまない」の五戒のこと。
忍辱波羅密耐え忍んで生きること。
精進波羅密努力すること。
禅定波羅密集中してものごとを行うこと。
禅定とは、座禅することだけでなく、禅的な生き方をするという意味。仕事をするときは仕事に集中し、 遊ぶときはただひたすら遊ぶという、なりきってするということ。
智慧波羅密前の五つの波羅密を実践することができる智慧。
在家でありながら実践できる教えであり、この実践によって「彼岸から此岸を見ることができる智慧」が 身につくことで、この智慧が身につくと【空】が見えてくる。