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伝説
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- 病気になり仮死状態にあった開基徳上人は、夢の中で閻魔大王に会い、
大王から悩める人々を救うために霊場を開くように、とのお告げを受けて、
33個の宝印を授かりました。
- 夢から醒めると病気はたちまち回復しましたので上人は、近畿地方の寺々の中に
33カ所の霊場を設けましたが、なかなか人々の信頼を得る事ができず、
次第にさびれていきました。そこで上人はやむを得ず、宝印を集めて中山寺の
「石の唐戸」の中に埋めました。
- それから270年後、永延2年(988年)花山法皇は仏眼 ・性空両上人のすすめにより、
この法印を掘り出して、性空上人を供にして西国三十三ヶ所巡礼を定められて、
この巡礼が盛んになりました。
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