S33-兵庫県地図 西国三十三ヶ所
巡礼めぐり

兵庫県

観音霊場


西国巡拝に戻る。

第二十四番  中山寺 第二十五番  清水寺
第二十六番  一乗寺 第二十七番  圓教寺
 番  外  花山院





第二十四番 紫雲山 
  <中山寺>
(しうんざん なかやまでら)
 宗 派  真言宗中山寺派大本山
 ご本尊  十一面観世音菩薩
 開 基  聖徳太子
〒665-0861 兵庫県宝塚市中山寺2-11-1

ご詠歌♪
 有馬富士  ふもとの霧は  海に似て
 波かときけば  小野の松風

交通の便
 ・阪急電車宝塚線中山駅下車。徒歩2分。
 ・JR福知山線中山寺駅下車。徒歩3分。


  開基は聖徳太子。用明天皇二年(586)という。安産・子育・女人済度で名高い
本尊十一面観音像はインドの勝鬘夫人を模したものといわれる。忍熊王子の石棺、
鐘の緒(安産の腹帯)や星下り大会式などは世に知られている。


幾多の伝説を持ち今も安産祈願などで大賑わい。





兵庫県の目次に戻る 



第二十五番 御嶽山 
  <清水寺>
(みたけさん きよみずでら)
 宗 派  天台宗
 ご本尊  十一面千手観世音菩薩
 開 基  法道仙人
〒673-1402 兵庫県加東郡社町平木1194

ご詠歌♪
 あはれみや  普き門の  品じなに
 なにをか波の  ここに清水

交通の便
 ・JR福知山線相野駅下車。神姫バスにて清水寺行終点下車。徒歩3分。



  花山院と同じ法道仙人の開創。ここに堂宇を建立したのは欽明天皇のころといられ
推古天皇の三十五年(627)勅によって金堂を建てて自作の十一面観音像を安置した。
後に行基菩薩が大講堂を建立し、千手観音像を安置した。


日本三清水寺の一つで京都(西国十六番)と板東(三十二番)の清水寺 。





兵庫県の目次に戻る 



第二十六番 法華山 
  <一乗寺>
(ほっけざん いちじょうじ)
 宗 派  天台宗別格本山 山門派
 ご本尊  聖観世音菩薩
 開 基  法道仙人    
〒675-2222 兵庫県加西市坂本町821-17

ご詠歌♪
 春は花  夏は橘  秋は菊
 いつも妙なる  法の花山

交通の便
 ・JR姫路駅よりバス社町行で法華山口下車。徒歩30分。
 ・JR山陽線加古川駅乗り換え、北条鉄道にて法華口駅下車。徒歩30分。


 法道仙人の霊力によって病が平癒した孝徳天皇は、大化五年(649)
金堂を建立して一乗寺の額を授けた。本尊は法道仙人が安置した
聖観音像。霊亀二年(716)に行基菩薩が来山し、天長三年(826)には
弘法大師が止錫している。


「飛鉢の法」の達人仙人伝説と四季の花で賑わう札所。



兵庫県の目次に戻る 



第二十七番 書寫山 
  <圓教寺>
(しょしゃざん えんきょうじ)
 宗 派  天台宗
 ご本尊  如意輪観世音菩薩
 開 基  性空上人
〒671-2201 兵庫県姫路市書写2968

ご詠歌♪
 はるばると  登れば書写の  山おろし
 松のひびきも  みのりなるらん

交通の便
 ・JR姫路駅下車。市営バス書写ロープウエイ駅、
  ロープウエイで山上駅下車。徒歩15分。


  性空上人は五十七歳のとき、当山に庵を結び、本尊の如意輪観音像を刻んだ。
本堂は舞台造りで摩尼殿、あるいは如意輪堂ともよばれ、天禄元年(970)性空上人の創建だが
現存の建物は昭和八年ぼ再建。大講堂、食堂、堂行堂など広い境内に散在している。


ロープウエイと乗合馬車、境内は荘厳な紅葉の森厳と摩尼殿。




兵庫県の目次に戻る 



 番  外 東光山 
  <菩提寺(花山院)>
(とうこうざん ぼだいじ)
 宗 派  天台宗花山院派本山   
 ご本尊  薬師瑠璃光如来
 開 基  法道上人
〒669-1505 兵庫県三田市尼寺352

ご詠歌♪
 有馬富士  ふもとの霧は  海に似て
 波かときけば  小野の松風

交通の便
 ・JR姫路駅下車。市営バス書写ロープウエイ駅、
  ロープウエイで山上駅下車。徒歩15分。


  ご本尊は薬師瑠璃光如来を奉祀する三密修行の聖地として白雉二年(651)法道仙人によって
開かれた。その後、花山法皇は西国33カ所巡拝の再興を志された。ちなみに法皇が再興した
一つ一つの霊場で各霊場御本尊奉讃の御製を奉納されましたがそれが各霊場のご詠歌となっている。


12皇の哀話と西国巡礼の祖、花山法皇の入滅の寺。




兵庫県の目次に戻る