S33-和歌山県地図
西国三十三ヶ所
巡礼めぐり

和歌山県

観音霊場


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第一番 青岸渡寺 第二番 紀三井寺 第三番 粉河寺



第一番 那智山
  <青岸渡寺>
(なちさん せいがんとじ)
宗 派  天台宗
ご本尊  如意輪観世音菩薩
開 基  裸形上人
〒649-5301 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山8
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青岸渡寺-01
ご詠歌♪
 補陀洛や  岸うつ波は  三熊野の
 那智のお山に  ひびく滝つせ

交通の便  
 ・JRきのくに線那智駅下車(特急は勝浦駅)。大阪天王寺駅、鳥羽駅より直行列車  
  あり。勝浦駅よりバスで那智山まで(所要30分)、山門まで徒歩約10分。
 
  


 仁徳帝(313-399)のころインドから裸形上人が、熊野の浦に漂着した。
上人は、那智の大滝で修行中、滝壺で小さな黄金の観音仏を感得。
この地に庵を結んだのが寺のはじまりで、後に生仏上人が椿の大木に如意輪観世音を刻み、安置して本尊とした。
本堂は、天正十八年(1590)建立で重要文化財。三重塔も建立される。
神仏習合の長い歴史を経て、明治時代に熊野那智大社と分離し、
大滝を背景にした聖なる寺を「青岸渡寺」と呼ばれるようになった。

日本屈指の名瀑(那智の滝)と西国33ヶ所第一番札所
[限りなく補陀洛浄土に近い場所]









第二番 紀三井山
  <金剛宝寺> (紀三井寺)
(きみいざん こんごうほうじ)
宗 派  救世観音宗
ご本尊  十一面観世音菩薩
開 基  為光上人
〒641-0002 和歌山県和歌山市紀三井寺町1201
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紀三井寺-02
ご詠歌♪
 ふるさとを  はるばるここに  紀三井寺
 花の都も  近くなるらん

交通の便
 ・JR紀の国線紀三井寺駅下車。大阪天王寺駅より阪和線和歌山駅へ。
  紀の国線各駅停車に乗り換えて紀三井寺駅下車。徒歩約7分。
 ・南海電鉄南海本線、和歌山市駅よりバスで紀三井寺下車。徒歩約5分。




 寺は為光上人によって創建され、宝亀元年(770)ご本尊が安置された。
山内から湧き出る三つの泉(清浄・楊柳・吉祥)から寺の名がつけられたという。


境内の桜の絶景、眼下に広がる瀬戸の内海











第三番 風猛山
  <粉河寺>
(かざらぎさん こかわでら)
 宗 派  粉河観音宗総本山
 ご本尊  千手千眼観世音菩薩
 開 基  大伴孔子古の心願童男童子
〒649-6500 和歌山県那賀郡粉河町2287
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粉河寺-03 ご詠歌♪
 父母の  恵みも深き  粉河寺
 ほとけの誓い  たのもしの身や

交通の便
 ・JR和歌山線粉河駅下車。大阪天王寺駅より阪和線利用、
  和歌山駅にて和歌山線に乗り換えて粉河駅へ。山門まで徒歩約15分。
 ・南海電鉄高野線、橋本駅よりバスで粉河下車、山門まで徒歩約15分。
 ・南海電鉄高野線、橋本駅にて和歌山線に乗り換えて粉河駅へ。
  山門まで徒歩約15分。
 ・南海電鉄南海本線、和歌山市駅よりバスで粉河下車、山門まで徒歩約20分。


 宝亀元年(770)猟夫大伴孔子古が不思議な霊験によって小堂を建て、
ここを訪れた童子が千手観世音を刻んで安置し、後に河内国佐太夫が娘の一命を救われて、
孔子古とともに粉河寺を建立した。粉河寺縁起は国宝。


本堂前の巨大な石庭は往時の隆盛を偲ばせる